「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

泉重千代翁誕生地(伊仙町)

「長寿の道」を通って、長寿世界一泉重千代翁の像にやってきました。昭和57年に建てられています。

f:id:hn2784:20160122113715j:plain

「翁」と呼ぶに相応しい風貌ですね。

f:id:hn2784:20160122113815j:plain

慶応元年(1865年)6月29日生
昭和40年     百歳で佐藤総理より表彰
昭和51年1月17日 111歳で長寿日本一となる
昭和54年6月   ギネスブックに長寿世界一と記録される
昭和61年2月   120歳237日でその生涯を閉じた

 

生誕地は二十四番拝所でもあります。

f:id:hn2784:20160122113636j:plain

 

像の先に方に行くと木造の建物があります。ガラス戸に「重千代記念館」などとペンキの字が残っているので、以前はここにゆかりの品が展示されていたようです。

f:id:hn2784:20160122113915j:plain

奥に生家と思われる家。こちらは普通の民家と変わりませんが無人のようです。

f:id:hn2784:20160122113951j:plain

ドアが開いていたので畳の部屋に入ってみました。

f:id:hn2784:20160122114036j:plain

仏壇の横には、長寿を祝う杯や盾、記念写真などかなり雑然と並んでいます。大切なものを無人の家に置き放しにおいて、大丈夫なのかと少し心配になります。もう親族の方などはこの地を離れてしまったのでしょうか。

 

外に出ると海も見えて、木々の繁る林や畑もあって、自然豊かな環境です。

f:id:hn2784:20160122114623j:plain

長寿も納得できるような気もしますが、もちろんそれだけで世界一になれたわけではないでしょう。
泉重千代翁の「長寿十訓」を掲げておきましょう。
一、万事くよくよしないがよい
二、腹八分めか七分がよい
三、酒は適量をゆっくりと
四、目ざめたときは深呼吸
五、やること決めて規則正しく
六。自分の足で散歩に出よう
七、自然が一番さからわない
八、誰とでも話す笑いあう
九、歳は忘れて考えない
十、健康はお天とう様のおかげ

 

それにしても時代は変わって、長寿であることが本当に目出たいことと、みんなから祝福されて喜ばれるのも、だんだん過去の話になりつつあるように思います。