「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

秋津神社(亀徳/徳之島町)

亀徳集落西側の高台に秋津神社があります。

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社殿自体はこじんまりとしていますが、棟には千木、鰹木があり、石灯籠や注連縄もあって本格的なものです。


社殿の右側に詳しい案内板があります。背後の鳥居はちょっと不思議な位置に建っていますが、以前はこちらが参道だったのかも知れません。

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秋津神社は殿地屋敷(琉球支配時代の派遣役人やノロの屋敷)に建っていて、古くは地神として斉部加那支(いびがなし)をウシク(雀榕(あこう))の根に祀って聖地としていたとあります。明治になって祠を建立して秋津神社としました。イビガナシは今も社屋後方のウシク気根の中に残っているそうです。

イビガナシというのは大島南部や加計呂麻島によくありますが、漢字で「斉部加那支」と書いているのは初めて見ました。これが適切な字なのかどうか、もちろん私には分かりません。

 

社殿の背後に回ってみましたが、どう見てもガジュマルの気根にように見えます。そもそも、雀榕(あこう)という木を知らないので、別のものを見ているのかも知れません。イビガナシらしきものも見当たりません。

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境内は広くて土俵もあります。

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皇紀2600年記念の碑があります。石をコンクリートで固めていて、仏像をかたどっているようにも見えますがよく分かりません。

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ここは一番拝所ですから、三十三聖地旧跡巡りの起点になります。

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拝所は亀徳から始まって、徳之島町、天城町、伊仙町の順に、島を反時計回りに1周して、最後に徳之島町に戻ってきて亀津で終わっているようです。

 

神社の前の集落の間を亀徳川が流れています。水量の多そうなゆったりとした川です。

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