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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

徳之島小唄記念碑(徳之島町)

ちゅっきゃい節碑から南下して、集落を1つ越えた小さな岬の丘の上に、徳之島小唄の記念碑があります。周りを囲む樹木もなく、だだっ広い草原の中に1基だけポツンと建っています。あまり草は伸びてなくて碑までの踏み跡も少しあります。

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碑の形がちょっと変わっていて、何をイメージしているのか見当がつきません。

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碑には歌詞が刻まれています。島の自然や生活が歌い込まれていて面白いので、四番まで全部書き写してみます。

作詞 名倉幸一郎
作曲 三界 稔
唄    田端義夫
一、めぐる珊瑚礁 とんと打越えて
   磯にくだける 波しぶき
  東支那海 太平洋
   前と後の 徳之島  
        ハレ徳之島
二、周二十余里 そてつときびの
   徳之島かよ 冬知らず
  芭蕉葉かけに チュウキャリ節を
   唄う笑顔の 娘が可愛い
        ハレ娘が可愛い
三、土に生まれる お米も芋も
   島の娘のたんせいを
  掛けたタスキに 二度まで獲れる
   徳之島かよ 冬知らず
        ハレ冬知らず
四、こだま返して 倒れる松は
   伸びる日本の 枕木よ
  おれの在所は 徳之島だよ
   お前蚕を飼え 紬織れ
        ハレ紬織れ

 

裏面の碑文によると昭和18年の作品だそうですが、戦時中に作られた歌のようには思えません。むしろ戦後の復興期のような平和な時代を感じさせる歌詞です。

碑は昭和56年に建てられていますが、この頃に流行ったのでしょうか。(私は聞いたことがありませんが)

作曲者の三界稔はどこかで聞いたように思ったのですが、自分のブログでも登場していました。

※参照(過去記事)ガジュマル並木の白浜海岸(白浜) - 「大奄美史」紀行

「月の白浜」を作曲しています。(「みのる」の字が違いますが、多分同一人物)