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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

ちゅっきゃい節記念碑(徳之島町)

花徳から井之川の方に向かう途中の道路沿いに2つの歌碑があり、どちらも太平洋を見下ろす場所に建っています。

1つは母間(ぼま)のちゅっきゃい節碑。

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碑には歌詞が刻まれています。

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ちゅっきゃいぶし碑
 うしまつつくぬしま
  十八里ちゅがや
 十八里ぬ先なち
  ・・・(以下略)

「つくぬしま」が徳之島のことだろうという位しか分かりません。

徳之島町役場HPにある名所・旧跡MAP には、
明治期に母間で生まれた即興詩の『ちゅっきゃい節』は、歌詞の面白さから徳之島はもとより、大島郡全域、沖縄、奄美人の移り住んだ本土各地、台湾、朝鮮、満州でも広がりをみせ、その間に歌われた歌は数知れず、今なお歌い継がれています」とあります。

台湾、朝鮮、満州・・などと国際的ですね。移住した民間人が広めたのか、軍隊内で広まったのかわかりませんが、戦前の日本の進出状況をよく表しているようです。

替え歌は数知れずあって、先の歌碑のものはそのうちの1つとのことです。YouTubeにもいくつかの動画があったので聞いてみましたが、歌詞はさっぱり分かりません。

「ちゅっきゃい節」は漢字で書くと「一切節」で、一切の短い一節を意味するそうです。
道路の案内を最初「ちゃっきり節」と読み違えていて、「何でこんなところにちゃっきり節の碑があるのか」としばらくの間、不思議に思っていました。

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ちなみにちゃっきり節は静岡の民謡で、静岡鉄道の依頼で遊園地のコマーシャルソングとして作られたものだそうです。作詞は北原白秋です。