「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

平家落人の墓? ナナツバカ(小名瀬)

大島海峡のほほ中央部、県道から少し離れたところの深く切れ込んだ入江の奥にあるのが小名瀬集落。

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集落入口の川にかかる橋の手前の一角に、カメがいくつも並んでいる場所がある。これがナナツバカ(あるいはナナツガメ)である。墓地というよりは、ナナツバカのための専用コーナーのようになっている。

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数えてみると12個あり、少し数が合わない。最初は7つだったのが後から追加されたらしい。周囲はきれいに清掃されていて大切に祀られているようである。

甕の大きさはほぼ同じだが、よく見るとかなり破壊が進んでいるのや、蓋が石で代用されているのもある。

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平家落人の墓とも言われているそうだが、何かそれにまつわる物語があるわけでもないようだ。甕そのものはそんなに特徴があるようにも見えないが、これだけ並んでいるのは他では見たことがない。


橋を渡って山際をいくと公民館と土俵。ミャーのあとなのだろう。

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山側のコンクリートの上に自然石が数個祀られている。

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何なのかよく分からないが、ミャーにあるからイビガナシ(あるいはそれに類するもの)かも知れない。形状はチカライシのようでもある。


地図でみると小名瀬は岬を挟んで白浜集落のちょうど反対側にある。

漢字では「小さな名瀬」だが、あの名瀬と何か関係があるのだろうか。たまたま似たような呼び名に同じ漢字を当てたのか、あるいは地形などに共通の特徴があるのか。