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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

厳島神社(清水)

古仁屋の市街地から県道を東へ。海岸沿いに拡がった町(多分埋め立て地)を過ぎて、小さな岬を1つ越えると清水集落。集落の端の方の道路のそばに厳島神社がある。

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鳥居から参道を通って社殿まで、県道に並行している。

一番奥に社殿がある。

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正面に「厳島神社」と書かれた額が懸っていて注連縄が張られている。石灯籠が新しくて真っ白なのがちょっと目立っている。

内部を拝見。暗くて見えにくいがご神体は弁才天像だろうか。

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本殿両側にはかなり歴史がありそうな石塔が2基。

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左側の字は全く分からないが、右側には「元禄十四年・・」と刻まれているように見える。

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だとすると元禄十四年は西暦1701年だから、相当古いものだ。この神社の創建もその頃なのだろうか。


境内横手の道路側にも石搭(自然石に近い?)が間隔をおいて建っていて水道のそばには古い石製の手水鉢のようなものもある。

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道路ができる前は参拝者はこちらから登るようになっていたのかも知れない。

 

『奄美シマ歩きマップ』(鹿児島県大島市庁)の説明によると、この神社では旧暦の9月6日には五穀豊穣、無病息災を祈ってティーヤ(神社祭通夜)が行われて、集落の人達が集まって唄と太鼓で夜を明かすのだという。早朝には女性が「ヒヨヒヨ」と唱えて、各自がソテツの葉を持って回りながら葉を投げ入れ、1万枚になるまで続けるのだという。

高齢者の方が多くなると夜明かしをするのも大変だと思うが、今はどうなのだろう。ソテツの葉を1万枚というのも・・・。

 

清水と書けば普通はシミズかキヨミズだが、ここはセイスイと読むらしい。俗にシスィといい、ソーズの訛音で「湧出する清冽な水」の意だという。奄美の地名は語源のヨミに漢字を当てていて、その漢字の意味は、元々の地名の意味とは何の関係もない場合が多いが、上の説だと、清水の場合は語源の意味がほとんどそのまま漢字になっていることになる。

 

 

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