「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

加計呂麻島の西端・山上の砲台陣地跡2(実久)

<前回の続き>

弾薬庫へ向かう途中に水の施設。。

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安脚場戦跡にも同じようなものがあって天水槽と書かれていた。雨水溜めて浄化し、兵士に飲料水を供給するためのものだという。

 

その先に弾薬庫。これも安脚場と同じように入り口が2つ並んだ対称形だが、こちらの方が規模が随分大きい。鬱蒼と樹木が茂っていて天然の偽装になっている。

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砲台跡に向かう。ここにも弾薬庫がある。この弾薬庫は砲台手前と砲台側に直角に2カ所の入り口がある。先に見た大きな弾薬庫から砲撃に必要な分を分散して保管しておくためのものなのだろう。

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砲台には円弧の形をした2重のコンクリートの防護壁が残っている。前方は灌木で見通しがきかない。砲台は2,30メートル離れて2つ並んでいる。

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砲台背後のガジュマルが印象的である。当時もあったかどうかは分からないが。

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少し戻って貯水槽と案内がある方へ。これは貯水槽というより池という感じ。

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この辺でかなり薄暗くなってきたので、急いで最初の分岐まで戻って右側の警戒陣地方面へ。

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岩の上に出て実久ブルーを観賞。

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ちょうど防波堤の真上くらいで、湾内に侵入してくる敵艦がよく見える場所だ。それにしても、どんよりとした曇り空、しかも日暮れで薄暗くなっているのに、この海の青さは息をのむ光景だ。しばし見とれる。

 

そこからさらに先に進むと、深い塹壕が縦横に張り巡らされている場所に出る。砲台跡らしきものもある。

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この辺りからは灌木越しに江仁屋離れが見える。

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巡った陣地を地図で表してみる。

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※方向感覚がはっきりしない上、記憶もあいまいなので場所が合っているかどうか全く自信がない。

 

とにかくいろいろなものがあって消化しきれていない。これだけの戦争の跡が手つかずで生々しく残っていることに驚くばかりである。この実久だけが特別というわけでもなく、加計呂麻島の到る所にこのような陣地が構築されていた筈である。

 

※加計呂麻戦跡シリーズはこれで一旦終了です。