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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

ちょっと変わったアシャゲと鐘のあるミャー(宇検)

高千穂神社から集落背後の遊歩道を通って反対側に降りたところに、キャンプ場にでもありそうなログハウス風の建物がある。ちょっと変わっているが、これがアシャゲらしい。

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アシャゲはトネヤと共にノロの祭祀を行っていた場所である。加計呂麻島にはアシャゲが残っている集落が多いが、本島側(特に北部)ではほとんど見られない。柱や床などはいろいろバリエーションがあるが、こういう壁のあるのは見たことがない。

こちらは背面(海側)

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元々こうい構造だったのか、あるいは建て替える時に何か理由があって(雨風を凌ぐなど)今のような構造にしたのか。


アシャゲは極めて特徴の鮮明な建物である。掘立柱にカヤ葺きの屋根を被せただけの、壁も床さえもない建物というのがアシャゲの本来の姿である。・・・・今では典型的なものは全く見られなくなってしまった。それでもコンクリート、瓦葺きにしても壁がなく風が吹き抜ける形のものが作られ、アシャゲの伝統が残されるのが一般である。
~『奄美民俗文化の研究』(小野重朗)~

 

アシャゲの内部。奥のコーナー部分に神棚がある。

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アシャゲから集落中心部に降りていくと広場に土俵がある。ここがミャーで集落の豊年祭などが行われる場所である。

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木の枝に下げられている鐘が目に付く。これは火事のときに鳴らす鐘だという。相当年季が入っているようだ。