「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

島のブルース歌碑(龍郷)と昭和38年のNHK紅白歌合戦

三沢あけみの唄う「島のブルース」は、昭和30年代後半の全国的な大ヒット曲で、三沢あけみの代表曲でもある。
龍郷集落外れの県道と海に挟まれた緑地に歌碑が建っている。

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龍郷湾をバックに碑が2つ並ぶ。

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左が「島のブルース」の歌碑。
 奄美なちかしゃ
  蘇鉄のかげで
 泣けばゆきますサネン花ヨ
  長い黒髪
 島むすめ
  島むすめヨ

思わず口ずさんでしまいそうになるほど、耳に慣れた懐かしのヒット曲である。
作詞:吉川静夫、作曲:渡久地政信で、三沢あけみ・和田弘とマヒナスターズが唄って昭和38年に、レコードがリリースされている。

右は、その作曲者の渡久地正信氏の顕彰碑。

渡久地正信は沖縄県恩納村の出身で少年期を龍郷で過ごしている。代表曲に「上海帰りのリル」、「お富さん」、「長崎ブルース」などがあり、メロディーは沖縄・奄美民謡をベースにしていると言われている。


昭和38年に奄美大島でテレビ放送が開始され、それを記念してかこの年の大晦日の紅白歌合戦には奄美の歌が4曲歌われた。

当時のテレビ画像から。

<三沢 あけみ 「島のブルース 」>

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<仲宗根 美樹 「奄美恋しや 」>

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<朝丘 雪路 「永良部百合の花 」>

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<田端 義夫 「島育ち」>

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ちなみに昭和38年の出場者一覧をNHKのサイトから。 

紅組
弘田 三枝子 (悲しきハート)
仲宗根 美樹 (奄美恋しや)
松山 恵子( 別れの入場券)
雪村 いづみ (思い出のサンフランシスコ )
こまどり姉妹 (浮草三味線 )
坂本 スミ子( テ・キエロ・ディヒステ )
高石 かつ枝 (りんごの花咲く町 )
楠 トシエ( 銀座かっぽれ )
江利 チエミ (踊り明かそう )
トリオこいさんず( いやーかなわんわ )
吉永 小百合 (伊豆の踊り子 )

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朝丘 雪路 (永良部百合の花 )
島倉 千代子 (武蔵野エレジー )
畠山 みどり (出世街道 )
西田 佐知子 (エルカの花散るとき )

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越路 吹雪 (ラストダンスは私に )
スリー・グレイセス (アイ・フィール・プリティ )
倍賞 千恵子 (下町の太陽 )
三沢 あけみ (島のブルース )
梓 みちよ (こんにちは赤ちゃん )
ペギー葉山( 女に生れて幸せ )
ザ・ピーナッツ( 恋のバカンス )
五月 みどり (一週間に十日来い )
中尾 ミエ 伊東 ゆかり園 まり (キューティパイ・メドレー )
美空 ひばり (哀愁出船)

 白組
田辺 靖雄  (雲に聞いておくれよ)
守屋 浩   ( がまの油売り )
北島 三郎  (ギター仁義 )
アイ・ジョージ (ダニー・ボーイ )
和田弘とマヒナスターズ (男ならやってみな )
ジェリー藤尾 (誰かと誰かが )
三浦 洸一 (こころの灯 )
森繁 久彌 (フラメンコかっぽれ )
立川 澄人 (運がよけりゃ )
ボニー・ジャックス( 一週間 )
北原 謙二 (若い明日 )
田端 義夫 (島育ち )
三橋 美智也 (流れ星だよ )
村田 英雄 (柔道一代 )
橋 幸夫 (お嬢吉三 )
フランク永井 (逢いたくて )
ダーク・ダックス (カリンカ )
芦野 宏 (パパと踊ろう )
舟木 一夫 (高校三年生 )
坂本 九( 見上げてごらん夜の星を )
旗 照夫 史上最大の作戦マーチ
デューク・エイセス (ミスター・ベースマン )
春日 八郎 (長崎の女 )
植木 等 (どうしてこんなにもてるんだろう・ホンダラ行進曲 )
三波 春夫 (佐渡の恋唄)

 

こうやって並べてみると、その時代を象徴するようないい歌が多いですね。
この年の紅白の視聴率は81.3%で空前の大記録だったそうで、まさに国民的行事である。「紅白見ないと1年が終わらない」などと言われていた。お年寄りから子どもまで家族がみんなテレビの前に集まって大晦日の夜を過ごす・・そんな時代でした。・・・ 

 

島のブルース