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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

大島海軍防備隊跡(1)  (瀬相)

県道の広い坂道を降り、瀬相集落に入る手前を右折して海岸沿いに進む。工事中で土砂が積み上がっている個所を過ぎると、先の方に松の樹に囲まれた広場が見える。

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広場まで行くとまず目に入るのが大きな慰霊碑。特に台座が大きい。

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右手前に「建立の精神」と書かれた大島海軍部隊戦友会の碑文がある。

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この慰霊碑は昭和58年に奄美大島海軍部隊戦友会によって建てられたもので、英霊を慰霊して平和国家の精神を伝えることを祈念するものである。

 

台座前面には戦没者名がずらりと並ぶ。

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大島海軍防備隊と第二十二輸送隊の戦没者名で、出身地は全国に及んでいるが、やはり鹿児島県をはじめとする九州各県と四国が多い。

 

右隅の方のあまり目立たないところにトンネルのような入口がある。

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ここが指揮所跡の入り口らしい。雨上がりのせいで、水が溜まっていて入っていくことはできない。途中まで階段を降りて中を覗くと、奥の壁に「海軍魂」と書いてある。

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そこから先はさらに折れ曲がっている。


背面に回るとこちらにも入り口がある。

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ここも水が溜まっていて中に入れない。通路は奥の方で右側に折れている。

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側面は半円形のコンクリートで固めている。「戦斗指揮所跡」と書いたプレートが貼られている箇所は元は出入り口になっていたようだ。

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慰霊碑の前はかなり広い公園のようになっていて海からの風が清々しい。

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防備部隊本部が設置されたのは昭和16年、昭和20年4月には560人の士官や兵がいたという記録がある。当時の様子は不明だが、この辺りには本部の施設や建物がたくさんあったものと思われる。

 

***次回に続く***