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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

城間トフル墓群(1)

城間トフル墓は南西諸島に特徴的な墓制の北限にあるものだという。
散策用のイラストマップを頼りに行ってみる。

城間集落の外れから県道を山側に入り、しばらく行くと案内があって、民家の庭の前を通った突き当りにそれらしいのがある。
近づいてみると墓は2つあり、奥の方が1号トフル墓。

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通路奥に洞窟があり、入口は赤錆びたトタン屋根で塞がれている。手前に案内板がある。
1号トフル墓
全体的にこじんまりしたトフル墓だが、奥に一段高い死床を有している。この上にお棺を安置し、改葬後甕棺に骨を納骨する。床面は土砂等で埋まっているため不明である。
図がついていて、入り口の幅1.6m、内部は幅4m、奥行き2.8mである。

 

隣は2号トフル墓。

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これも案内板がある。

2号トフル墓
1号トフル墓に比べて一回り大きく、中は納骨甕棺で詰まっている。又、珍しい家型の形をした納骨堂「モウヤ」が2基安置されている。1号トフル墓同様床面は埋まっている。
添付の図では入り口の幅1.1m、内部は幅5.1m、奥行き3.5mである。

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やはり入口はトタンで塞がれているが、こちらの方がきれいに管理されていて、前には花なども供えられている。

帰りに民家の庭にいた人に伺うと、沖縄の人が時々お参りに来ているという。トフル墓はこの先にもまだいくつもあると教えてくれる。

 

車に戻って先に進むと間もなく道端に案内板。

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城間トフル墓群案内板
城間トフル墓は、9基が半径100m以内にまとまって立地している。
それぞれ一族の墓であり、内部には数百体の人骨が納められているものもある。
シマの葬制を知る貴重な墓群です。
※「トフル」とは天国に通る道の意です。
文化財指定 平成5年3月25日
笠利町教育委員会

奥の方に入っていくと洞窟が口を開けている。これが8号トフル墓のようだ。

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ここは岩がずれていて内部が見える。

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中を覗いてみたが特に何も残っていないようだ。

この先に9号トフル墓があるはずだが、枝の張った倒木がきれいに道を塞いでいる。簡単には通れそうにないので、諦めることにする。

 

先ほどの案内板に簡単な地図がついていたので、残りのトフル墓も回ってみることにした。

 

****次回に続く*****

 

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