「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

鳥居が黄色い瀬相権現神社

瀬相集落南側の交差点を西安室方面へ少し入ったところに鳥居があって広い石段が続いている。
f:id:hn2784:20131011163740j:plain
社額などはないが、脇の小さな碑に「瀬相権現神社修復記念碑」とあるので、瀬相権現神社という社名だと分かる。権現とはいっても須古茂で見たような素朴なゴンゲン(グンギン)とは、ちょっと様子が違う。

 

参道を進んでいくと途中に大きな地すべりがあって、眺望が開けている。

f:id:hn2784:20131011164017j:plain
瀬相集落が複雑な形をした深い入り江の底の部分にあるのが分かる。


左側にフェリーが発着する瀬相港の桟橋が見える。生間と並んで加計呂麻の玄関口である。
f:id:hn2784:20131011164619j:plain

 

この形の鐘は他の集落でも時々見かけるが、何かは分からない。f:id:hn2784:20131011164001j:plain

 

境内に入ると黄色く塗られた二の鳥居、三の鳥居が建っている。
f:id:hn2784:20131011164105j:plain
境内はかなり広く、いろいろ手を加えて整備されている。手前に「森林環境税関係事業」と書いた板が立っている。森林環境税は森林保護のために県民から500円ずつ徴収している目的税である。ここでは「前内原の松林保全を目的に実施している」と書かれている。

それにしても黄色の鳥居というのは珍しい。今まで他で見たことがない。以前は赤い鳥居だったそうだ。


奥に石灯籠、その先の一段高くなったところに社殿(祠)がある。
f:id:hn2784:20131011164232j:plain

 

右側に小さな石が2つ。
f:id:hn2784:20131011164244j:plain

 

『奄美加計呂麻島のノロ祭祀』によると、このゴンゲンはもともと瀬田家の神様で、石はそれぞれ瀬田家と実家の氏神と言われているそうだ。

 

広告を非表示にする