読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

湯湾嶽公園から焼内湾を眺望

大島開闢の二神が天降りした地には2説あり1つは笠利のアマンデー、もう1つがここ湯湾嶽である。

湯湾嶽には宇検村側からと大和村側からの2つのコースがあるが、今回は宇検村から。
湯湾の集落に入ると駐在所があったので、インタホンを押してお巡りさんに道を聞く。正規の道路は通行止めになっているとのことで、教えられた通り、少し先の役場の手前から湯湾嶽に登っていく。登山口から15分ほどで駐車場に着く。ここは公園になっている。
f:id:hn2784:20131012143612j:plain

 

公園隣の小高い丘に登ると展望台がある。
f:id:hn2784:20131012144708j:plain

 

展望台から焼内湾を眺望する。この日は残念ながらやや霞がかかっている。
f:id:hn2784:20131012145824j:plain

 

こちらははこれから登ろうとしている湯湾嶽の山頂方向。
f:id:hn2784:20131012144929j:plain
湯湾嶽は標高694メートルの奄美最高峰。スカイツリーより少し高い。(比べるのもおかしいが)
柳田國男は『南島旅行見聞記』で「アマミ岳 2500尺 神山なり」と書いている。アマミ岳というのはこの湯湾嶽のことらしい。笠利にも奄美岳があるのでちょっとややこしい。2500尺というのはちょっとサバを読んでいる。もっとも柳田國男は湯湾嶽には登っていない筈である。

 

公園に戻る。小さい樹木と案内がある。
f:id:hn2784:20131012143713j:plain
昭和58年にエジンバラ公とフィリップ殿下の奄美訪問の際の記念植樹だそうである。あいにく樹木の名称のところが掠れて読めない。

 

林野庁の建てた案内がある。
f:id:hn2784:20131012165040j:plain
湯湾岳の南側一帯は上大久保国有林です。オキナワジイ、イジュ、イスノキなどの広葉樹が生育する亜熱帯性の原生林です。アマミヒイラギモチやユワンツチトリモチなど湯湾岳周辺にだけ分布する珍しい植物や、アマミノクロウサギなどの特殊な動物も多く、わが国の天然記念物に指定されています。・・以下略

 

山頂への登り口へ行って、公園の作業をしている人にどれくらいかかるかと聞いてみる。若い人に聞くと「頂上までは1kmほど、だけど上に行っても何もない」とのこと。横の年配の人は「2Kmくらいある」という。年齢と体力により主観的距離は異なるらしい。一番心配していたハブについて聞くと「どこでも出るときは出る」そうだ。

ともかく登ることにする。頂上への登り口には赤い鳥居がある。
f:id:hn2784:20131012164932j:plain
鳥居の左側には「霊峰湯湾嶽」と書いた石碑、右側にも石碑があるので読んでみる。
 阿摩弥姑の
  太古の御代に
   天下り
 古き傳えの
  湯湾嶽
   笑わし

 

***次回に続く***