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「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

教会発祥地の碑 (末広町)

 永田橋通りから細い通りを入って市場の隣の駐車場に、「奄美大島カトリック教会発祥之地」の碑が建っている。

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小さな駐車場の片隅のほとんど目立たないところにあって、すぐ横のブロック塀には駐車場の看板が貼り付けられている。(こちらの方が何倍も目立っている)

下の碑文は、

一八九一年十二月三十一日フェリエ神父此地に於て布教を開始す

と刻まれている。

 

名瀬聖心教会のホームページで教会発祥の地について紹介している。

奄美市名瀬永田市場近くの路地に、ひっそりと建つ碑がある。奄美でのカトリック教会発祥の地を記念したもの。1891年(明治24年)12月31日、フェリエ神父来島、伊地知武元宅に宿をとり島民に福音をのべ伝える。1892年(明治25年)3月、伊地知氏宅を仮教会とした。

 

『大奄美史』によると、明治25年に正式に名瀬に赴任したフェリエ神父は最初は民家を借りて仮教会としていたが、しばらくして伊地知武元方に移り、この家で2年間居住してその間ここを布教所にしたという。明治27年に現在の教会のある土地を買って木造2階建ての教会を建立したとある。

ちなみに『大奄美史』の著者である昇曙夢もキリスト教徒であり、明治28年に鹿児島で洗礼を受けているが、それはカトリックでもプロテスタントでもなく、ロシア人宣教師ニコライのもたらしたギリシャ正教会である。はじめてキリスト教を紹介された知人が正教会の信徒だったという偶然によるものである。