「大奄美史」紀行

   奄美大島の史跡を訪ねます。

阿麻弥姑神社 (節田)

アマンデーの麓に位置する節田集落には天降二神を祀る阿麻弥姑神社がある。

 国道から節田集落に入りしばらく行くと道路そばに神社がある。
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奥にある社殿も境内の右側に片寄っており、配置から見て道路を作るときに右側半分が削られたようだ。

 脇に「奄美姑神社・神門奉寄進」と書いた碑がある。枠は鳥居と同色で鳥居建立と同時に建てたものだろう。鳥居は昭和29年の建立であることが分かる。「阿麻弥姑神社」はなぜか「奄美姑神社」に変えられている。
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赤い鳥居をくぐった少し先に「二の鳥居」があって平成十三年の建立、脇の碑によると民間企業の寄進らしい。社額に文字が入っていないのは何故だろうか。
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境内は草地でよく刈り込まれている。奥に赤と黄色の結構派手な社殿がある。色合いや塗料の状態から見て一の鳥居建立と同時期(昭和29年)のようだ。

 拝殿に壁はなく平入りの簡素な造り。千木は内削ぎで堅魚木は5本。
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奥には一段高いところに神殿がある。千木は内削ぎでこちらは堅魚木3本。
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アマミコ(阿麻弥姑)、シニレク(志仁礼久)による大島の開闢伝説にちなんだ神社であるが、神社名は女神である阿麻弥姑神社になっている。ちなみにアマンデーの2か所にある碑文も「阿麻弥姑天神最初天降地」となっており、志仁礼久の名は出てこない。
俗説に従えば、千木の内削ぎは女神、鰹木が奇数なのは男神だから、それでバランスをとっているのかも知れない。

 

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